1. はじめに
受け構築の対策として採用した「HBみがわり零度バイバニラ」が予想以上に強力だったため、育成論としてまとめました。
受け寄りのパーティに対して、「みがわり」からの「ぜったいれいど」で完封することができます。
特に、環境で増加傾向にある「スターミー+ハラバリー+アーマーガア」の並びに対して非常に強く出られます。
M-3時点でこの型は環境に存在していなかったため、この記事を機に受け構築対策として広く活用されることを願っています。
M-3を最終136位で終えた構築記事も公開していますので、併せて読んでいただけると嬉しいです。

2. 型紹介と採用理由
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 177 (31) | 103(-) | 150 (32+) | 130 | 115 | 102(3) |
| 調整 意図 | 16n+1 | 下降補正 | 特化 | – | – | 無振りギャラドス抜 |
特性:ゆきふらし
持ち物:たべのこし
技:
- フリーズドライ
- ぜったいれいど
- みがわり
- オーロラベール
攻撃(A)の調整: 「みがわり」が相手のタイプ一致「イカサマ」を15/16の確率で耐えるように下降補正
採用理由と運用方法
受けループ(耐久サイクル)を崩す目的で採用しました。
「HPと防御(B)に特化」させ、「みがわり」と「ぜったいれいど」を採用した型は当時の環境に存在しなかったため、相手に読まれることなく有利に展開できました。
素早さ種族値79という絶妙な数値が優秀で、ブラッキー、ハラバリー、ドヒドイデ、アーマーガア、カビゴン、メガドラミドロ、ヤドランといった主要な耐久ポケモンの上から「みがわり」を張ることができ、相手の変化技(状態異常など)を無効化できます。「みがわり」を残した状態から「ぜったいれいど」を試行するだけで、相手の受け構築を単体で突破できた対戦も多くありました。
特に、上位プレイヤー(全開示サイクルなど)が使用していた構築を1体で完封できた時は、このポケモンの持つポテンシャルの高さに驚かされました。
耐久力について
「ゆき」状態による防御1.5倍の恩恵と、HB特化の相性が抜群です。例えば、攻撃特化ガブリアスの「げきりん」を33.9%〜40.7%のダメージに抑えられるため、「オーロラベール」を展開すれば、「みがわり」がその攻撃を1発耐えることが可能です。
当初は雨パーティ対策として、メガラグラージを「フリーズドライ」で確定1発にできるよう特攻(C)に努力値を割いていましたが、実際に打つ機会が少なかったため、防御(B)に振り切る方が汎用性が高く強力でした。
また、ブラッキーのタイプ一致「イカサマ」に対しても、「ゆき」状態なしで15/16の確率で「みがわり」が耐えるため、受けポケモンの攻撃でバイバニラが突破されることはほぼありません(※ラウドボーンの「フレアソング」には注意が必要です)。
努力値振りに関して変更の余地はほぼありませんが、もし調整するとすれば、防御から特防(D)に回すか、あるいは素早さ(S)に回して無振り85族(メガニウム)や86族(ウォッシュロトム)抜きにする程度かと思います。
3. ダメージ計算
与ダメージ
フリーズドライ
| 防御側 努力値 | ダメージ割合 | 確定数 |
| ガブリアスH2 | 110.3%~129.7% | 確定1発 |
| ガブリアスH32 | 94.9%~111.6% | 乱数1発(68.8%) |
| メガラグラージH2 | 90.4%~108.5% | 乱数1発(43.8%) |
| メガスターミーH2 | 61.3%~74.5% | 確定2発 |
| イダイトウ♂D2 | 55.4%~65.6% | 確定2発 |
| メガカイリューH2 マルチスケイル | 42.9%~51.2% | 確定2発 |
| カバルドンH32/D2 | 51.2%~61.4% | 確定2発 たべのこし込み乱数2発(92.2%) |
被ダメージ
雪状態
| 攻撃 努力値 技 | ダメージ割合 | 確定数 |
| ガブリアスA32+ じしん | 28.8%~34.5% | 乱数4発(99.4%) |
| ガブリアスA32+ げきりん | 33.9%~40.7% | 乱数3発(43.0%) |
| メガラグラージA32+ ウェーブタックル | 37.9%~45.8% | 確定3発 |
| メガスターミーA32+ アクアブレイク | 40.7%~48.0% | 確定3発 |
| ハラバリーC0 パラボラチャージ | 22.6%~27.1% | 乱数4発(30.0%) |
| アーマーガアB32+ ボディプレス | 26.0%~31.6% | 確定4発 |
| イダイトウ♂A32+ 適応力おはかまいり | 50.8%~61.0% | 乱数2発(92.6%) |
| メガカイリューC32+ 流星群 | 78.0%~92.1% | 確定2発 |
| ブラッキー イカサマ | 15.8%~19.2% | 乱数6発(98.9%) |
| カビゴンA0 じしん | 12.4%~15.3% | 乱数11発(0.1%) |
4. おわりに
この型のバイバニラはM-3終了時点で環境に存在しておらず、型を読まれる可能性が非常に低いです(少なくとも結果を残したプレイヤーの採用実績はありませんでした)。
受けループ対策に悩んでいる方は、ぜひ採用をご検討ください!