1. はじめに

M-4シーズンでは最終的に納得のいく結果には届きませんでしたが、瞬間最高で3桁順位(最高800位付近、その後2000位帯へ)に到達することができたため、備忘録も兼ねて構築記事を執筆しました。
前期でメガギャラドスを相手にして非常に苦戦し、「積みエース」としてのポテンシャルの高さを痛感したため、今期は自身でメガギャラドスを構築の軸に据えることにしました。
前回の記事(【M-3 最終136位 レート2439】カイリュガブガモス スタン)と合わせて読んでいただけると嬉しいです。

2. 構築のコンセプトと全体像


チームID:1TY2CY1RE6
メガギャラドスを主軸とし、相性補完に優れたポケモンを採用することで、あらゆる対面に対応できるパーティを目指しました。
構築の基本コンセプト
短時間で決着をつける: 積み技を多く採用した対面構築とし、早い展開で勝負を決める。
行動保証で有利を作る: 特性(がんじょう、ばけのかわ)やアイテム(きあいのタスキ)による行動保証を活かし、確実な行動回数を稼いで数的有利を取る。
パーティ完成までの経緯
特殊方面の積みアタッカーとして、タイプ一致技の等倍範囲が優秀な「めいそうアシレーヌ」を採用。メガギャラドスが苦手とするカバルドンやメガピクシーをしっかりと対処してくれました。
しかし、この2体では草タイプや電気タイプの一貫性が高く、特にマスカーニャの対処が非常に厳しいため、補完枠として「ブリジュラス」を採用。
この「ギャラドス・アシレーヌ・ブリジュラス」の3体を基本選出の軸とし、残りの枠で苦手なポケモン(キラフロル、メガムクホークなど)の対策を補強していきました。
3. 個体紹介と採用理由
メガギャラドス
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 171(1) | 227 (32+) | 130(1) | 81(-) | 150 | 133 (32) |
| 調整 意図 | 余り | 特化 | 余り | – | – | 準速 |
特性:いかく→かたやぶり
持ち物:メガストーン
技:
- かみくだく
- じしん
- こおりのキバ
- りゅうのまい
本構築の主軸であり、物理アタッカーエースとなるメガ枠です。
運用方法
敵に回すと非常に厄介ですが、味方にするとこれほど頼もしいポケモンはいません。
最初から最後まで、この型から一切変更せずに戦い抜きました。
技構成の理由
エースとして運用するため「りゅうのまい」は確定です。
「かみくだく」はメガシンカ後の最大打点であり、1回舞えば環境に多いメタグロスやミミッキュを一撃で突破できます。
「こおりのきば」はガブリアス、カイリュー、フシギバナへの打点として採用(特性を貫通できる点が優秀です)。
「じしん」はブリジュラスやアシレーヌへの安定打点です。
カバルドンは他のポケモンで対処できるため、水タイプの技(たきのぼり等)は採用していません。
アシレーヌ
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 181 (26) | 84(-) | 94 | 187 (24+) | 136 | 96(16) |
| 調整 意図 | なるべく高く | – | – | 11n | – | 2振りメガピクシー抜 |
特性:げきりゅう
持ち物:ラムのみ
技:
- うたかたのアリア
- ムーンフォース
- めいそう
- サイコノイズ
特殊アタッカーエースであり、カバルドン対策として非常に優秀な「めいそう」採用型です。持ち物は状態異常対策の「ラムのみ」です。
運用方法
対面でカバルドンが「あくび」を打ってくる隙に「めいそう」を積み、「うたかたのアリア」で相手の盤面を制圧します。裏にマスカーニャがいそうな時は、交代読みで「ムーンフォース」から打ちます。
耐久ポケモンに対しては、回復を封じる「サイコノイズ」が非常に効果的です。素早さはS2振りメガピクシー抜きで調整しているので、先に「サイコノイズ」を撃って相手の「つきのひかり」を失敗させます。
詳細な立ち回りやダメージ計算はこちら

ブリジュラス
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 165 | 112(-) | 150 | 194 (32+) | 87(2) | 137 (32) |
| 調整 意図 | – | – | – | 特化 | 余り | 準速 |
特性:がんじょう
持ち物:たつじんのおび
技:
- ラスターカノン
- はどうだん
- 10まんボルト
- りゅうのはどう
特性「がんじょう」による行動保証と、広い技範囲を活かすフルアタッカー型です。持ち物は火力を底上げする「たつじんのおび」を採用しています。
運用方法
スカーフ型や耐久型など様々な型を試しましたが、この型が最も確実に仕事をしてくれました。
相手視点では想定外の火力を押し付けることができます。
ブリジュラスを後出しされることも多かったですが、耐久特化以外であれば「オボンのみ」込みでも「はどうだん」で確定2発で押し切ることが可能です。
メガメタグロス、ギルガルド、メガマフォクシー、イダイトウに「あくのはどう」が欲しい場面が多かったので、技は環境に合わせて調整が必要だと思います。
ガブリアス
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 185(2) | 182 (32) | 115 | 90(-) | 105 | 169 (32+) |
| 調整 意図 | 余り | 全振り | – | – | – | 最速 |
特性:さめはだ
持ち物:きあいのたすき
技:
- じしん
- スケイルショット
- ステルスロック
- つるぎのまい
「きあいのタスキ」による行動保証を持たせた、起点作成兼エース枠です。
運用方法
基本的な選出機会は控えめですが、相手のパーティにキラフロルがいる場合は初手に選出します。
「ステルスロック」で裏のサポートをするだけでなく、「つるぎのまい」と「スケイルショット」を積んで終盤の抜きエースとしても活躍できる万能ポケモンです。
地面、竜の技範囲だけだとアーマーガアが辛くなるように思えますが、実際のところはリザードン、ブリジュラス、アシレーヌがいるので困らなかったです。
ミミッキュ
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 155 (25) | 156 (32+) | 100 | 63(-) | 125 | 125(9) |
| 調整 意図 | 反動意識で高く | 特化 | – | – | – | 2振りガブリアス抜き |
特性:ばけのかわ
持ち物:いのちのたま
技:
- じゃれつく
- ウッドハンマー
- つるぎのまい
- かげうち
特性「ばけのかわ」による行動保証を持たせたアタッカーです。持ち物は火力の底上げのため「いのちのたま」を持たせています。
運用方法
主にメガムクホークやカバルドンへの対策として採用しました。
カバルドンを「つるぎのまい」+「ウッドハンマー」で確実に対処したいため、攻撃に特化しています。1舞ウッドハンマーでHB特化カバルドンでも乱数1発(50%)で倒せます。
反動ダメージが大きいため、HPにも多めに努力値を割いています。
耐久ガブリアスのなかにはもう少し素早さが速い調整もあるようなので、素早さは調整の余地があります。
詳細な立ち回りやダメージ計算はこちら

メガリザードンX
| HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | |
| 実数値 (努力値) | 155(2) | 200 (32+) | 131 | 135(-) | 105 | 152 (32) |
| 調整 意図 | 余り | 特化 | – | – | – | 準速 |
特性:もうか→かたいつめ
持ち物:メガストーン
技:
- フレアドライブ
- げきりん
- ニトロチャージ
- つるぎのまい
本構築の裏メガ枠です。
運用方法
主にメガスコヴィランなどが組み込まれた受け主体の構築に対して選出し、「つるぎのまい」からの高火力で相手のサイクルを崩します。「ニトロチャージ」と合わせて全抜きが可能です。
「げきりん」による技固定を嫌って当初は「ドラゴンクロー」を採用していましたが、火力不足を感じたため「げきりん」に変更しました(「ドラゴンクロー」ではガブリアスやゲッコウガが倒しきれない)。
4. 選出と立ち回り
基本選出 ブリジュラス+アシレーヌ+メガギャラドス
初手にブリジュラスを投げます。
相手が遅いポケモンの場合はそのまま攻撃し、速いポケモンの場合は適度に削りを入れてから、後発のギャラドスやアシレーヌで積み技を使って攻め込みます。
相手にカバルドンやニンフィアがいる場合は、初手アシレーヌから入り、相手の「あくび」などを起点にして展開していきます。
5. 立ち回りが厳しいポケモン
メガミミロップ
1体で完全に対処するのは困難です。
ガブリアスやブリジュラスで少しずつ削りを入れ、裏のメガ枠でなんとか倒し切るルートを取りますが、それでも厳しい対面になります。
マスカーニャ
ブリジュラスやメガリザードンXを採用して対策を厚くしたものの、依然として重いポケモンです。
相手の攻撃を一度耐えるか、交代を読むシビアな立ち回りが要求されます。
6. さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今シーズンは思うような最終結果を残すことができず悔しい思いをしましたが、この経験をバネにして、次回のシーズンではチャンピオン級に到達できるよう、さらに考察を深めていきたいと思います。